新公式テストから約1年! 

もうすぐ2017年3月のTOEIC公式テスト(TOEIC Listening & Reading Test)ですね。
昨年の春2016年5月29日から変更されたTOEIC公式テストですが、もうすぐIPテストも新テストに移行します。
IP(旧テスト)を今まで受けられていた受講者様も多いので、最近またよく聞かれるのが、
「新テストと旧テストの違いは何ですか?」です。

TOEIC新テストを教えて1年が経とうとしています。
今新たに新テストと旧テストの違いを再考すると!(1年が経ちましたので、受講される方の反応を踏まえ感想を書くと)

新TOEICは旧TOEICと比べると、難易度は高くなっています。
前回のBLOG記事でも述べましたが、平均点の高い隣国の受講者の増加や、問題への対策が進んだ為に
スコアの偏差値のピラミッドが保てなくなったからだと思います。

難しくなったというのは、PARTごとの問題数を比較しても分かると思います。
Part1Part2は問題数は減少しましたが、PART3の問題数が9問増加しました。
そこに3人TALKや表を見て答える新規問題が付け加えられました。
表の問題はPart4にも追加されています。

そしてリーディングではPart5が10問減らされてその分Part6とPart7に振り分けられました。
単純に読まなければいけない問題(長文問題)が10問増えたことになります。
以前も厳しかったタイムマネージメント(時間管理)が一層難しくなりました。
リーディングは読む量が増えましたので800点を狙っている
方でも全部終らせるのは難しくなってきました。

問題の内容的には、Part6の文章入れ込み問題が皆さんを悩ませてます。
文章挿入問題はPart7にも出題されます。
それに加えて、Part7のトリプルパッセージ、この問題は話しのシチュエーション
(話の筋)を素早く取ることが必要ですが、その状況が取れない方が多いです。
リスニングもリーディングも全体的に、応用的問題が増加しています。

以前に英語嫌いの初心者の方がやられていた。
「リスニングでは聞こえた単語を塗りつぶし、リーディングでは本文に書かれた単語を塗りつぶす」
的な問題の数が減少しています。
そのような方法で500点を取っていた人達は今後同じ方法では点数が取れない気がします。

よく聞かれますのが「ナチュラルな言い回しはどう影響しますか?」という質問です。、
多少留学経験者や英語実践者には有利に働きますが、それほどここに注視する必要はないと思います。
どちらかと言えば短期で築き上げると言うものではなく、日々の海外生活で築き上げるものなので、、、
国内で勉強するならば、TOEICの勉強と平行させて英語ドラマ等をよく見ていただいた方がいいかもしれません。

Part3のこの表現はどういう気持ちで言っているという問題にほとんどの方が苦戦しています。
原因は明確で、この問題は場面を明確に把握しないと正答できません。
全体的に問題の話を理解しないと点数がとりにくくなりました。
簡単に言うと「山勘」が当たらなくなったといえます。
言い換えが完全になされ、同じ単語を探す的な解き方
ではなく内容の理解が大きく点数に影響します。

改正点は細々と点在しているために実際問題をやりながらでないと
注意点の説明が難しいですが、新TOEICを簡単に説明するとこんな感じになります。

博多英語教習ではTOEICテスト改正前から、付け焼刃の要領だけのTOEIC対策だけでなく、理解して解くということを
重点に2008年から取り組んでいます。お気軽に体験レッスンにお越しください。

古賀 じろー について

博多英語教習 運営者
カテゴリー: 博多英語教習ニュース パーマリンク