私はLos Angeles City Collegeのアクティングクラスでメソッドアクティングの実技クラスを受けてきました。メソッドアクティングというのは、ロバート・デニーロ、メリル・ストリーブ、アルパチーノ、ブラット・ピット ジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ポール・ニューマン等他多数が学んだ演劇法です。
簡単に言えば外見動作だけでなく、内面心理面と一致させた演技方法をロシアのコンスタンチン・スコラフスキーの理論を、アメリカのリーストラスバーグと言う方が最終的に確立した演技法です。
理論を言えばまるで分からないことばかりです。理論好きな方は理論ばっかり勉強して、結局大根役者になってしまう恐ろしい理論なのですが? ここでは理論を飛ばして説明します!
大切なことは、これを実技で学ぶことなのです。つまり状況に合わせて感情的に会話で話すこと!
A 「おはよう」
B 「おう」
A 「元気?」
B 「まあね」
A 「あら 頭いたいの?」
B 「いや大丈夫」
A 「大丈夫?」
B 「ほっといてよ!」
という会話(台詞)があったとして、この言葉の中に何種類の気持ちを表現できるか?ということなのです。
例えば
①Bが彼女に振られた直後
②Bが宝くじに当たった直後
③AはBがスキだがBは嫌い
こういう形で状況を変えると、話し方・発声方法・イントネーションが一瞬にして吹き飛んでしまうのはわかりますか? 最終的には感情が会話(発音・イントネーション)を支配します。そして会話そのものではないでしょうか?英語日本語に限らず会話を極めるということはこのレベルまで達することです。学校英語の延長で平ペったく単語を無表情で喋るものではありません。
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