木を見て森をみずは× TOEIC攻略法

TOEICを教えて行く中で、最近よくアドバイスすることは
「木を見て森を見ず」になっていませんか?ということです。

まずTOEIC受験ビギナーの皆様は特に、分からない単語に重点を置いて問題を
解かれます。(目がそこにいってしまうと言ったほうがいいかもしれません)
1秒以内で思い出せない単語は=分からない単語と仮定しすべきなのですが、
それをせずに、何十秒もひたすら分からない単語を考える傾向にあります。
そのやり方では解く時間は全く足りずに不正解となります。
もちらん問題の状況(誰が→誰と 何で連絡するのか?)も全く掴めないまま終りますので、
正答もしません。
そして、その他の比較的解けそうな問題をやる時間がなくなってしまいます。

では、高得点を取る受験者の方の解き方はと言いますと、基本分からない単語は瞬間に判断します。
そしてスペルの雰囲気で意味を探ってみます。そしてその単語がS(主語)V(動詞O(目的語)かどうかを
判別します。SVOに該当しなければ、読めなくても問題を解くのに大きな影響はあたえませんので、
スルーします(単語を見てここまでの判断でわずか1秒程度、基本読みながら判断していくことになります)
意味がわからなければ周りの単語を見て文全体の意味を考えます。
「誰が~した」 「誰は~を~した」という大まかな意味を連想します。
その文が、「SVOの位置が分からない」「単語の意味が分からない」場合はその文の周りの文で
おおまかな内容を探ります。
とにかく分からない詳細にとらわれ過ぎず、おおきな状況を掴むことが正解の近道です。
理論だけ聞くとかなり難しそうに聞こえますが、基本が身につけばあとは慣れるか? 慣れないか?の問題になります。
(博多英語教習ではSVO読みから 速読の練習を始めます)

これはリスニングでも同様です。
最近のTOEIC新傾向のPart3・Part4では話し始めに3~4つの固有名詞(名前・会社名・製品名・地名)が入ってくる
問題をよく見ますが、これは分からない単語に引っかかって考え込む人達にとっては大変です。
周りから解釈できる人はすぐに、地名や会社名などが分かり決して深追いはしませんが、どうしても慣れてない人は
そこで思考停止に陥ります。
これもリーディングと同様で大まかな大意を取ったほうが、3問中2問の正答率につながります。
こちらも、博多英語教習では聞くだけではなく、喋ることで音認識をつけていきます

もちろん単語数が無くても高得点が取れるということを強調するものでもなく、あくまで対処法ということになります。
ただ単語が分からなかった時にこのような対処法が出来るようになれば、点数上げも簡単になります。

古賀 じろー について

博多英語教習 運営者
カテゴリー: Toeic攻略法 パーマリンク